「真矢みきと家族の葛藤」華やかな芸能人人生と実母の介護のはざまで
元宝塚トップスターにして
現在もテレビで見ない日はないくらいの人気女優真矢みきさん。
歌、ダンス、演技もさることながら、美貌と人柄、
さらには落ち着いた雰囲気とトークセンスで毎朝ワイドショーの顔でもおなじみとなっています。
彼女の、ここに至るまでの芸歴と、
最近噂になっている実のお母さまの介護について調べました。
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真矢みきの宝塚時代
真矢みきさんは広島出身ですが
転勤が多い家庭に育ち、青春時代は大阪で過ごしました。
宝塚ファンのお母さんの影響でご自身も宝塚に興味を持ち、
1979年に宝塚音楽学校に入学しました。
入学時の成績はかなり下の方で20位台~30位台だったといいます。
しかし個性派の男役としてやがて頭角を現し、
個性で目を引くだけでなく男役全体の上位に食い込むほどの人気を博していきました。
同期には黒木瞳さん、涼風真世さんなどがいらっしゃいます。
長くトップスターとして着実にキャリアを積むと同時に、
篠山紀信氏による現役男役として初の写真集を出して話題を呼びました。
また、つんく♂プロデュースのコンサートを日本武道館で開くなど、
宝塚の顔でありながらその枠にとらわれず、
「宝塚の革命児」「異端児」と呼ばれて歴史に足跡を刻みながら長らくファンを魅了しました。
宝塚というのはおのれの実力と努力でのし上がっていくタフな世界です。
その中のトップに君臨しながら、自分の可能性を追及してさらに良いものを求め続ける姿にひきつけられた人は多かったのでしょうね。
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宝塚引退から芸能界デビューへ
真矢みきさんは1998年に宝塚を引退しました。
引退当時は鳴り物入りで注目を浴びましたが、
その後数年はまともな仕事がなく、
体を張った番組に出演したりオーディションを受けたりしていたそうです。
真矢みきさんの同期で娘役トップスターだった黒木瞳さんは、
退団後すぐに映画主演を果たし、現在まで有名女優として広く知られています。
それを考えると宝塚のトップスターのすべてが順調に芸能界生活をスタートできるわけではなく、
真矢みきさんほどのルックスや人気があっても不遇の時代は長かったようです。
舞台の仕事もあったそうですが、
宝塚以外の場での歌とダンスに自信が持てず引き受けることができなかったと言います。
笑福亭鶴瓶さんに大阪の番組に呼んでもらって
かわいがってもらったことに今でも恩を感じるそうです。
辛い中でも人の情けのありがたみがあることを体験したことが
今の輝きにつながっているのかもしれません。
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芸能界での転機とお母さんの介護
数年の下積み時代を経て、真矢みきさんはみずから
映画「踊る大捜査線THEMOVIE2」のオーディションを受けて役を手に入れました。
嫌な性格の役柄でしたが華があり、
観客に強烈な印象を与えました。
以後女優としてのステップにはずみがつき、
さまざまなドラマ、CMなどで親しまれるようになりました。
「あきらめないで!」というCMのフレーズもみんなでマネしましたよね。
2008年にはダンサーの西島千博さんと結婚されました。
2015年からは情報番組「白熱ライブビビット」(現「ビビット」)のMCとして活躍されています。
ただ美しく知的な様子で司会を進めるのではなく、
自分自身の言葉で適格にコメントを発するさまは
視聴者のみならず関係者からも高い評価を得ているようです。
真矢みきさんがきれいなだけでなく
しっかり自分の考えを持っているということがわかりますね。
2018年8月には自身のブログで、
同居している実のお母さんに記憶障害が出ており、
毎日仕事の合間をみて介護しているということに触れていました。
認知症だとはみとめたくないけれど、
母が自分を覚えていなかったことに深い戸惑いを悲しみを感じているという一節があります。
普段プライベートをあまり語らないだけに、
愛するお母さんが代わっていく様子を見るのは大変つらいことのようです。
同時に、そんなお母さんにこれからも寄り添って行くという決意も現れており、
真矢みきさんらしい優しさと強さが伝わってくるようです。
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まとめ・真矢みきさんとお母さんの介護のこれから
テレビで親しまれている女優真矢みきさんの、宝塚時代から芸能界での人生をまとめました。
天性のルックスと人一倍の努力で常に光の中で輝いているイメージがありましたが、
思うようにキャリアが手に入らず芽が出ない時代もあれば一人の人間としての悩みもありました。
それらを上品さと知性、持ち前の根性で明るく乗り越えてここまで来ているのですね。
最近になって実のお母さんの認知の症状が出ていることを告白されましたが、
現実を率直に受け入れともに前に進んでいこうという勇気ある決意に、
外見だけでなく内面も男役のように美しくりりしいものを持っていると感じます。
こういった素顔を見ていると、
手の届かない大女優とは違った身近な存在に感じられて、
ますます応援したくなるのではないでしょうか。
真矢みきさんとお母さんのこれからを温かく見守っていきたいですね。