「カンチ」という鈴木保奈美さんの台詞が代表的なドラマ『東京ラブストーリー』ですが、2018年の9月に14年ぶりに再放送されました。


この再放送により当時ドラマを観ていた人はもちろんのこと、放送当時生まれていなかった高校生たちの間でも人気を集め、特にヒロインを務めた鈴木保奈美さんの可愛さも話題となりました。

このように若者たちに人気が出たことから2020年には『東京ラブストーリー』のリメイク版が放送されることも決定しました。


1991年に社会現象を巻き起こした伝説のドラマ

東京ラブストーリー

『東京ラブストーリー』が初めて放送されたのは今から19年前の1991年のことです。

1月クールの月9ドラマとして放送され、平均視聴率は22.9%、最終回では最高視聴率の32.3%を記録した大ヒットドラマです。

また、社会現象を巻き起こしたのはドラマだけでなく主題歌も。

主題歌である『ラブストーリーは突然に』は小田和正さんの代表曲となり、この曲が収録されているシングル『oh!yeah!』はドラマが放送された1991年に発売されたcdの中で最も売れた一枚となりました。

ドラマの内容としては放送前年に発売されていた漫画『東京ラブストーリー』をもとに作られています。

主人公である永尾完治(織田裕二)は幼馴染みの関口さとみ(有森裕子)のことが好きでしたが、さとみは同じく幼馴染みの三上健一(江口洋介)と付き合うことになり、完治の恋は終わってしまいます。

そんな完治は同じ会社で働くヒロインの赤名リカ(鈴木保奈美)と一夜を共にしてしてしまい、そのまま付き合うことになるのですが…このようにラブストーリーではあるものの付き合っていくうちにお互いの悩みや苦しみも明らかになり、当時の若者たちの苦悩も描かれています。

若い頃の鈴木保奈美と織田裕二の出世作

織田裕二・鈴木保奈美

『東京ラブストーリー』で主人公の完治を演じたのが織田裕二さん、そしてヒロインのリカを演じたのが鈴木保奈美さんでした。

特にこのドラマは少女漫画をもとにしたということから女性たちに絶大な人気を誇りました。

だからこそ、ヒロインのリカに憧れる女性も多く、リカのファッションも多くの女性に真似されました。

このように女性から人気を得た鈴木保奈美さんは『東京ラブストーリー』放送後もフジテレビのドラマを中心に主演に抜擢され、『東京ラブストーリー』放送後から結婚のため一度引退される1999年まで計8本のドラマで主演を務めました。

一方で主人公を演じた織田裕二さんも本ドラマ後に大きな人気を得ることとなり、特に1997年に同じくフジテレビで放送された『踊る大捜査線』は代表作のひとつとなり、その人気の高さからこのドラマは映画化もされました。

このように人気を誇り、今やベテラン役者となったお二人は、あるドラマで再び共演を果たします。

そのドラマが『スーツ』。

2018年に1期が、2020年には2期が放送され、この共演が『東京ラブストーリー』の再熱のきっかけともなりました。

約30年の時を経てリメイクされる

東京ラブストーリー

このようにドラマも主題歌も役者もすべてにおいて話題となった『東京ラブストーリー』ですが、1991年の放送から約30年後の今年2020年にリメイク版が放送されると発表されました。

リメイク版はテレビドラマとしてではなく、フジテレビの動画配信サービスであるFODとAmazon primeで全11話配信中です。

リメイク版ということで、舞台も1991年から2020年の現代に移して作り直されています。

さらに役者も永尾完治役には伊藤健太郎が、赤名リカ役には石橋静河が、三上健一役には清原翔が、関口さとみ役には石橋杏菜がというように人気上昇中の若手俳優を起用しています。

1991年に放送された頃はまだ平成でした。

しかし、昨年元号が令和に代わり、新しい時代と共に生活も大きく変化しています。

令和版『東京ラブストーリー』は「見始めたら止まらない」と話題沸騰中です。

ドラマも話題になっているということで前作と同じように俳優たちも注目を集めていくのかも気になるところですよね。

原作を超えるのは難しい?新しい時代の東京ラブストーリー

注目を集めているリメイク版『東京ラブストーリー』ですが、やはり前作のファンからすると少し物足りない部分もあったみたいです。

ドラマを視聴した人の評価をみてみると「平成版の東京ラブストーリーは主人公の気持ちに共感できたが、令和版は共感できなかった」という評価もありました。

やはり前作が放送された当時とは生活環境が違うと共に、若者たちの恋愛観も変わってきています。

だからこそ、前作のファンだった方からすると令和版の「東京ラブストーリー」はなかなか受け入れられないのかもしれませんね。

また、『東京ラブストーリー』は若者たちが恋愛するなかでのすれ違いを描いた作品です。

1991年はまだ携帯も普及していませんでしたし、連絡手段も限られていたのですれ違うこともよくありました。

しかし、今は誰でも一台スマホを所持しているような時代で、現代ですれ違いを描くのには無理があったという声も上がりました。

しかし、スマホという便利なものが普及しても「心のすれ違い」はどんな時代でも生まれるものです。

そんな現代の男女のすれ違いを描いた令和版『東京ラブストーリー』をぜひご覧になってみてはいあかかでしょうか。